■一般工業区(経済部工業区)
現在までに台湾政府が開発した一般工業区は、60ヶ所、面積は10,782haとなっている。この内、51ヶ所は経済部工業局が管轄しており、地域的に見ると、雲林件の面積が全体の41.7%を占め最も大きく、次いで桃園県(10.5%)、彰化県(10.1%)、台南県(8.4%)となっている。この他、台南科技、雲林科技など現在開発中の工業区は18ヶ所、面積は26,003haとなっている。ここ数年、台南と雲林にハイテク産業の企業誘致を目的とした科技工業区を設置しており、日系のLCD関連企業の入居も進んでいる。また、雲林と彰化沿海には、それぞれ離島式基礎工業区及び綜合工業区を設立している他、台湾東部の都市である花蓮にも綜合工業区を整備している。
経済部工業区では自ら工業区の開発を行う他、地方政府や民間企業の工業区建設も推奨している。
更に、経済部工業局では無汚染かつ高付加価値の知識密集型産業を推進するための工業区の建設に力を入れており、1999年、台北市郊外の南港にソフトウェアパーク(第1期)を建設し、現在も開発を進めている。
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