【3 税制】
Q3-6:統一発票とは何ですか?
A:台湾の営業税はインボイス方式が採用されているが、このインボイスに相当するのが、台湾の税務署より購入する統一発票というものである。統一発票には国内営利事業者に対して発行される三連式、国外営利業者又は個人等の非営利事業者に対して発行される二連式、レジスター用等がある。
統一発票は、あくまでもインボイスであり領収書ではない点には注意が必要。
法人税(営利事業所得税)法上、物品・サービスを購入する営利事業者は、損金算入のための必要証憑として統一発票が必要となる。この際、購入者は販売者に統一発票上に自らの統一番号(会社ライセンス交付時に与えられる8桁の営利事業者の識別番号)を記入してもらう必要がある。一方、物品・サービスを販売する営利事業者は、法人税の確定申告書上、統一発票発行額と売上計上額との調整を行う必要がある。
また、それぞれの統一発票には連番が付されており、この連番について2ヶ月ごとに政府による賞金くじがおこなわれていて、個人への売上の計上漏れを防止している。
参考資料)「中華民国台湾投資環境案内2003/2004年度版」(KPMG)
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